活动概要
日本の雅楽は、唐楽をはじめとする中国の影響を強く受けながらも、独自の発展を遂げたと言われている。
本講座では、古代中国の詩歌や音楽にお詳しい関西大学の長谷部剛先生と、雅楽の伝統楽器である笙の演奏家である宮田まゆみさんをお迎えし、講義と演奏の両面から、伝統音楽の分野での日中交流についての理解を深めることを目指す。
日本的雅乐深受以唐乐为代表的中国音乐的影响,后也发展出了其独特的风格。
本次讲座邀请了精通中国古代诗歌与音乐的关西大学长谷部刚教授,以及雅乐传统乐器“笙”的演奏家宫田真弓女士。通过讲座与演奏相结合的形式,旨在加深听众对传统音乐领域中日交流的理解。
演奏者:宮田真弓
東洋の伝統楽器「笙(しょう)」を国際的に広めた第一人者。古典雅楽はもとより、現代音楽、オーケストラとの共演などにより、「笙」の多彩な可能性を積極的に追求している。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、雅楽を学ぶ。1979年より国立劇場の雅楽公演に出演。1983年より笙のリサイタルを行って注目を集める。古典雅楽はもとより、武満徹、ジョン・ケージ、ヘルムート・ラッヘンマン、細川俊夫など現代作品の初演も数多く、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ、シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック、ウラディーミル・アシュケナージ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、大野和士指揮ベルギー王立歌劇場管弦楽団、ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団、準・メルクル指揮リヨン国立管弦楽団、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団、佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団、BBC交響楽団、WDRケルン放送交響楽団ほか国内外のトップオーケストラと数多く共演。加えて、ザルツブルク、ウィーン・モデルン、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、パリの秋、アヴィニヨン、ダルムシュタット、ドナウエッシンゲン、タングルウッドをはじめとする各国の音楽祭への参加、ウィーン、パリ、アムステルダム、ミラノ、ニューヨークなどでのリサイタルと幅広く活躍。近年ではケージ『One9(笙独奏のための)』全曲演奏会、古典「調子・入調」全曲演奏会などでも高く評価されている。
受賞歴
芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性年度賞「芸術賞」、中島健蔵賞、横浜文化賞奨励賞、日本伝統文化振興賞、佐治敬三賞、松尾芸能賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。2018年秋の褒章において紫綬褒章を受章。2021年度国際交流基金賞受賞。国立音楽大学招聘教授。
演讲者:長谷部剛
関西大学 文学部総合人文学科アジア文化専修中国言語文化コース教授 博士
著書
六朝楽府の会編『『隋書』音楽志訳注』 和泉書院 2016
『隋書』音樂志訳注稿(四)広島中国文学会[発行]『中国学研究論集』第二十四号 2010
『隋書』音樂志訳注稿(一) 広島中国文学会[発行]『中国学研究論集』第十八号 2007
『宋書』楽志一訳注稿(三) 中文研究会[発行]『未名』第二十三号 2005
『宋書』楽志一訳注稿(二) 中文研究会[発行]『未名』第二十二号 2004
所属学会
楽府学会,和漢比較文学会,関西大学中国文学会,早稲田大学中国文学会,東方學會,日本中国語学会,日本中國學會